長い間、飾る事もなくて、
全然使ってもいなくて、
鑑賞する人もいなくて、
物置から、出すことも無くて、
「使っておらずに、お恥ずかしい」と、
ご謙遜をされるお客様もいらっしゃいますが、
使われていない事を、決して恥ずかしいなど思われず、
ご謙遜をなさらないで下さいませ。
使っていないことは、恥ずかしいどころか、
全くの逆なのでございます。
使われずに、状態の良いままで現存したことが
奇跡であることもしばしばで有り、
その事もまた、有り難いことなのでございます。
残っている事、今も有る事は、
当たり前の事では、無いのでございます。
物はいつか壊れる定めであり、
今も残っているからこそ、
使われていないからこそ、高くお譲り下さい。
お客様の骨董品を、適正評価させて頂き、
高く買い取らせて頂きます。
骨董買取市場は、骨董品の専門買取に特化した
買取の専門店だからこそ、高く買い取らせて頂きます。
人目に触れるところにあるという事は、
人手にも触れることでもあり、
当然、室内でありましても紫外線で、
色が少しずつ退職してしまいますので、
人目に触れない押し入れの中や、納戸、
倉庫や蔵なので保管されておりました骨董品は、
埃が被っておりましても、問題はございません。
埃汚れは想定内であり、綺麗に磨かせて頂きます。
むしろ日が当たらない場所で残されていたことが、
後の骨董品の価値を上げる、結果になる事もございます。
使っておらずに恥ずかしい、そう思われるお客様は是非、
骨董品を骨董買取専門店の骨董買取市場に、
高くお売り下さいませ。お話をじっくりお伺い致します。
この先に使われなくても、骨董品としての財産価値を秘めており、
正しく買取評価をさせて頂くことで、
ご満足を頂ける専門買取を目指しております。
ご質問やご希望など、お気軽にお声をお聞かせ頂ければ幸いでございます。
◆漆芸・蒔絵・沈金・螺鈿・漆工芸のお買取り
漆芸とは、漆(うるし)を用いた工芸の総称であり、漆工芸。
蒔絵には平蒔絵(ひらまきえ)・研出蒔絵(ときだしまきえ)・
宍合研出蒔絵(ししあいときだしまきえ)・高蒔絵(たかまきえ)など、
様々な手法があり、蒔絵の世界は奥深く、超絶技法が光る世界でございます。
蒔絵(まきえ)は、漆器の表面に漆で絵や文様や文字などを描き、
それが乾かないうちに、金や銀や錫などの「金属粉を蒔く」ことで、
器面に定着させる技法でございます。
他にも、金銀の薄板を定着させる「平文(ひょうもん)または、平脱(へいだつ)」や、
漆器の表面に溝を彫って、その溝に金銀箔を埋め込む「沈金(ちんきん)」、
アワビ貝や夜光貝などを、文様の形に切って透かしたものを、
貼ったり埋め込んだりする「螺鈿(らでん)」などと共に、
漆器の代表的加飾技法でございます。
硯箱・文箱・文庫・冊子箱・手板・印籠・漆器全般・重箱・椀・茶托・菓子鉢・銘々皿・飾り棚
茶道具・茶入れ・棗・茶合・茶杓・香合・火鉢・懐石道具・花器・衝立・屏風・座卓・その他
◆漆技法の花瓶(各産地の漆製品)
・漆器・蒔絵(まきえ)・沈金(ちんきん)・螺鈿(らでん)・彫漆(ちょうしつ)・
拭き漆(ふきうるし)・象嵌(そうがん)・堆朱(ついしゅ)・堆黒(ついこく)・蒟醤(きんま) など
◆各産地の漆製品
・村上・会津・鎌倉・輪島・静岡・飛騨春慶塗・若狭塗・山中・越前・京都・奈良・紀州・香川・琉球など
漆器の産地は以下の通りで、
青森県・津軽漆器 秋田県・能代春慶・川連漆器 岩手県・秀衡塗・浄法寺漆・正法寺塗 宮城県・鳴子漆器・仙台堆朱 新潟県・村上木彫堆朱・新潟漆器 福島県・会津漆器 茨城県・粟野春慶 栃木県・日光彫 東京都・江戸漆器 神奈川県・芝山漆器・鎌倉彫・小田原漆器 静岡県・静岡漆器 長野県・木曽漆器 岐阜県・飛騨春慶 愛知県・名古屋漆器 石川県・輪島塗・金沢漆器・山中漆器 富山県・高岡漆器 福井県・越前漆器・若狭塗 三重県・伊勢春慶 滋賀県・日野椀 京都府・京漆器 奈良県・奈良漆器 和歌山県・紀州漆器(根来塗、黒江漆器) 岡山県・郷原漆器 広島県・一国斎高盛絵 島根県・八雲塗 山口県・大内塗 香川県・香川漆器 愛媛県・桜井漆器 (今治市) 福岡県・久留米籃胎漆器 長崎県・長崎漆器 宮崎県・宮崎漆器 沖縄県・琉球漆器
ちなみに、「うるしの日」も有り、
京都嵐山法輪寺で、木地師の祖ともされる、
惟喬親王が、漆や漆器の製法を祈願し、成就した11月13日は、
「うるしの日」とされております。
高級な漆器や、茶入れ・棗・香合・香炉などの茶道具、硯箱、文箱などに、
「蒔絵(まきえ)」が施されていることがございますが、
蒔絵は、漆工芸技法の一つでございます。
漆器の表面に漆で絵や文様、文字などを描き、
それが乾かないうちに金や銀などの金属粉を「蒔く」ことで、
器面に定着させる、繊細な技法でございます。
金銀の薄板を定着させる「平文(ひょうもん)、または平脱(へいだつ)」や、
漆器表面に溝を彫って金銀箔を埋め込む「沈金(ちんきん)」、
夜光貝、アワビ貝などを文様の形に切り透かしたものを
貼ったり埋め込んだりする「螺鈿(らでん)」などとともに、
漆器の代表的加飾技法の一つです。
日本国内に現存する最古の蒔絵資料は、
正倉院宝物の「金銀鈿荘唐大刀(きんぎんでんそうからたち)」の
鞘に施された「末金鏤作(まっきんるさく)」であり、
これは2009〜2010年に行われた
宮内庁正倉院事務所の科学的な調査研究によって、
研出蒔絵であることが確認されているそうでございます。
主な技法は、
研出蒔絵(とぎだしまきえ)
金粉や銀粉を蒔いた後に、器面全体に漆を塗りかぶせ、
乾燥後に木炭で漆を研磨して下の蒔絵層を出す技法。
研磨した後には、器の表面は平滑になります。
正倉院宝物の金銀鈿荘唐大刀に見られる
「末金鏤作」も研出蒔絵です。
金銀粉の精製技術が未発達で、粉の粒子が荒かった平安時代までは、
この技法が蒔絵の主流でありました。
平蒔絵(ひらまきえ)
漆で文様を描き、金銀粉を蒔いた後に、
文様の部分だけに摺り漆をして研磨したもの。
器面全体を漆で塗り込めない点が研出蒔絵と異なります。
この技法は平安時代後期から現われ、
桃山時代の高台寺蒔絵などは平蒔絵が主たる技法となっております。
高蒔絵(たかまきえ)
文様部分の漆を盛り上げて浮き彫り状に表現したもの。
肉合蒔絵(ししあいまきえ)
高蒔絵と研出蒔絵を合わせた技法。
文様の一部を浮き彫り状に盛り上げた上で、
器面全体に漆を塗りかぶせ、木炭で研ぎ出します。
研出蒔絵と異なり、研磨後、器の表面は平滑になりません。
卵殻蒔絵(らんかくまきえ)
色漆の中でも白色の漆は、蒔絵の中でも、
研出蒔絵等で使う場合、乾燥硬度が伴う白さが出せる
色漆が現在でも困難で、白色の蒔絵の表現には、
代わりとして卵殻の白色を用いております。
卵殻(卵のカラ)を割り螺鈿の様に漆面に貼り、
金銀粉と共に蒔絵に使います。
模様に主として卵殻を多く使う蒔絵を卵殻蒔絵と言います。
卵には、薄く繊細な表現に向いているため、
ウズラの卵の殻をよく使用します。
スクリーン蒔絵(すくりーんまきえ)
大量生産が行われるようになり、
従来の手書き蒔絵にかわる近代技法として登場しました。
シルクスクリーン技術を用いることにより、
同じ柄を大量に短時間で描くことが可能となりましたが、
金属粉を「蒔く」工程は今でも職人の手作業で行われております。
漆の代わりにウレタン塗料などが用いられることも多く、
使用する金属粉も伝統蒔絵で用いられるものとは異なる場合があります。
その他、古道具の処分整理買取・
遺品整理品の買い取り・古民家の整理片付け・
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骨董品買取を専門に行っております、
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お時間を頂戴し誠に有難うございました。 |